インターネットが一般に広まる前までは手紙で遠くの人と文章をやり取りするというのが当たり前でした。
もちろん手紙ですから相手の住所や名前が分からないと無理な話です。
しかし、未だ見知らぬ相手と手紙の遣り取りをするというのはインターネット登場前からあったんです。
若い人には馴染みがないのかもしれませんが、『文通』と呼ばれるものですね。
文通をする目的というのは人それぞれであり、読み書き能力を向上させたい人、友達を作りたい人、異文化を学びたい人などです。
当初の目的がどうであれ、やり取りをしていくうちに仲良くなるのは当然のことです。
住所も名前も知っていますから、何かのイベントがあるときにはプレゼントを贈り合ったりすることもあります。
また、文通相手同士で結婚するケースもよくありました。
文通相手を探すのは雑誌の文通コーナーを利用するのが定石でしたね。
そのような考え方がインターネット・メール時代になっても受け継がれたのが『メル友』であり、探す方法が『メル友募集掲示板』といえるでしょう。
メールアドレスさえ分かればメッセージのやり取りができるわけですから、細かな個人情報を取り扱う必要がないため多くの人に受け入れられました。
最近では物心ついた頃からインターネットができる環境にいたという若い世代が増えているため、メールに関しても普通の会話と遜色ないレベルで利用されている。
メル友は実際に存在する人間とのやり取りです。決してバーチャルではないのです。
楽しいことを喜び合ったり、悲しいことを一緒に悲しんで慰めてあげられる存在なのです。
良いことばかりではないかもしれませんが、人生をより豊かにしてくれるものであることは間違いありません。